Intelligence Report: SNSのAI分析からみる米中間選挙
要点
Sakana AIは、金融と並ぶ注力領域として「防衛・インテリジェンス」に取り組んでおり、米国中間選挙のケーススタディを公開しました。
Sakana AIは、金融と並ぶ注力領域として「防衛・インテリジェンス」に取り組んでいる。AIが人間には読み切れない量のデータから仮説を構築し、分析者が根拠とともに活用できる状態を目指している。今年3月には読売新聞社と共同で、SNS上の110万件の投稿から中国による対日批判のナラティブを分析した。
今回はケーススタディとして、11月3日に投票が行われる米国中間選挙を分析した。同社のナラティブ分析システムは、言説を「誰が・何をして・どう評価されるか」という物語の単位で抽出し、複数のAIモデルによる原文との照合を経てレポート化する。また、プロダクト「Sakana Marlin」を用いて、世論調査や選挙資金などの公開情報とX上の観測を突き合わせる深層分析も行った。
テキサス州上院選の分析では、両候補と両党の州組織によるXへの投稿2,042件と、それに対する705,976件の反応を対象とした。その結果、共和党の決選投票前にパクストン候補へ寄せられていた「支持」の多くは党内の指名争いに向けた動員であり、決選終了後に支持の割合が約50%から20%未満に低下したことや、両陣営が互いのリプライ欄へ出向いて攻撃し合う応酬があったことが判明した。
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